
『初詣』はいつまでに行くべきなのかしら?

関東と関西では違うのかな?
『初詣』毎年多くに人が行っている行事の1つですね。
『初詣』は三が日に行かないと意味がないのでしょうか?具合が悪くなってしまったり、外せない用事があったり、中には三が日は毎日お仕事という方もいらっしゃいますよね。
今回は、初詣はいつまでに行くべきか、初詣の基本知識などを交えてご紹介します。
新しい参拝のマナーもしっかり覚えておきましょう。
- 密閉、密室、密接の「三密」を避ける
- 飛沫の防止、会話・接触の機会の減らす
- 手指消毒をする
- マスク着用
分散参拝にも協力しましょう(^^)
マナーを守って楽しい初詣にしたいですね。
初詣はいつまでに行くべき?

自分がお参りできる無理のないタイミングがベストです。
感謝の気持ちが一番大切ですね。
『3が日』が最も一般的!
三が日が初詣の期間としては最も一般的です。
1月1日から3日までの期間。
三が日には年神様(ご先祖様)が家に帰ってくると言われます。
三が日に初詣に行くと、屋台や、美しい晴れ着姿の参拝者など、お正月ならではの風景が楽しめるのも利点ですね。
三が日は「火の神様」と「水の神様」にお休みしてもらうという考え方もあるそうです。火や水を使う料理や掃除は、やらない方がいいそうですよ。日本では女性(妻)を「かみさん」と呼ぶことがあります。
三が日はねぎらいの意味も込めて、妻を家庭の中の神様のように扱い、家事はお休みしていいそうです。

女性の皆さん、三が日はゆっくりしましょう!(実際は難しいですけどね…)
関東と関西で違う『松の内』も目安に!
松の内までに初詣をするのもおすすめです。
初詣に行きたいけど三が日が勤務だったり、人が多いので日にちをずらしたい方もいらっしゃいますよね。
関東と関西ではこの『松の内』の期間が違うようです。
お正月にやってきた年神様がいらっしゃる期間。『松の内』は、関東では1月7日まで、関西では15日までの期間です。
松の内は、しめ縄や門松を飾られている期間なので、 お正月を感じられますね。
初詣は松の内までにと言われますが、年が明けて初めて参拝するのが初詣なので、遅くなっても安心してください。
『節分』も目安になります

旧暦では『立春』の前日にあたる『節分』に、新年が始まるとされています。2月3日の節分の時期までを目安にするのもいいですね。
節分とは…
立春、立夏、立秋、立冬の前日のことをいいます。年に4回ありますが、旧暦で新年が始まるとされる立春の前日『2月3日』が重要視されました。
昔は季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられていました。おなじみの豆まきも、新年を迎えるための邪気祓い行事です。
お正月中に大混雑する有名な寺社へ行く場合は、あえて節分までの時期に参拝しするのもいいですね。
人混みを気にせずに参拝できます。
『初詣』の基本知識
新年に初めてお寺や神社に参拝する行事のことです。
氏神様や歳神様に前年の感謝を伝え、新年も無事に過ごせることを祈願します。
初詣の基本知識を身につけて、もっと楽しい初詣にしましょう!
何ヶ所もいっていいの?

毎年家族と決まった場所に行っているけど、友達にも誘われてしまい、 今年は初詣に何回も行く、という方もいらっしゃると思います。
何度も初詣に行くのは、神様に失礼な感じがして、ご利益も頂けないような気もしてしまいますよね。
しかし、 初詣は何回行ってもいいとされています。
神社・お寺ごとにに祀られている神様仏様が違うので、うやまう心・感謝の心を忘れずに参拝すれば問題ありません。
たくさんお願いしてもいいの?

あれこれ欲張らずに、一つに絞って心を込めてお願いしましょう。
お願いの仕方
- 神様仏様に感謝の気持ちを伝えます。『いつも守っていただきありがとうございます。』
- 自分の名前、住所を述べ所在を明らかにします。
- 心を込めてお願いをします。
神様仏様にも得意な分野があるそうなので、自分のお願いしたい事に合った場所を選ぶといいですね。
『お寺』と『神社』どちらでもいいの?

神社でもお寺でもどちらでもOK!
一般的に、神社は「神様」、お寺は「仏様」がいらっしゃる場所といわれています。
日本で、神社とお寺が区別されるようになったのは、明治の「神仏分離令」以降。意外と最近なんですね。
それまでは、神仏習合といって、多くの神や仏は区別なく信仰の対象とされていたそうです。
お寺の初詣では、 仏様に願い事はしない方がいいとされています。
お寺は、僧侶が煩悩を払うために毎日修行をしている場所です。そこでお願い事をするのはおかしいという考え方があるためです。
お寺での初詣では、過去の反省やご先祖様への感謝の気持ちを込めてお参りするのが本来のあり方だそうですよ。
お願い事がある場合は神社に参拝するといいですね。
おみくじは参拝のあとで

おみくじは「神様や仏様からのメッセージ」。 自分が願ったことについての答えがおみくじに書いてあると言われています。
初詣では、まず参拝してどんなお願い事があるのかを神様仏様にきちんと伝えることが先ですね。
先におみくじを引くと神様や仏様からメッセージを頂く貴重な機会を逃す事になってしまうので、混雑していても順番通りにお参りするのが大切です(^^)
大吉かどうかだけでなく、内容をよく読んで理解するのがポイントになりますね。
初詣での参拝方法
参拝の仕方は、神社とお寺では異なるようです。
せっかくの機会なので覚えたいですね。
神社の参拝方法

1、鳥居をくぐる前に会釈をし、気持ちを引き締めてから境内に入ります。
2、入手水舎の水で心身を清めます。このことを「手水をとる」といいます。
① 右手で柄杓を持ち、水を汲んで左手を清めます。
② 柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。
③ 再び柄杓を右手に持ち、左の手に注いだ水で口をすすぎます。
④ もう一度水を左手に流します。
⑤ 水の入った柄杓を立て、柄に水を流してから伏せて置きます。
3、参道の端を通ってご神前へ進みます。(中央は神様が通る道です。)
4、賽銭箱の前で会釈をし、お賽銭を入れます。
5、二礼二拍手一礼で拝礼し、会釈をしてから退きます。
①[ 二礼 ]深いお辞儀を二回します。
②[ 二拍手 ]両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引き、肩幅程度に両手を開いて拍手を二回打ちます。
③ 両手を合わせながら心を込めて祈ります。
④[ 一礼 ] 両手をおろし、もう一度深いお辞儀をします。
神社での参拝マナーこれでばっちりです(^^)
お寺の参拝方法

- 山門で一礼。左右に仁王様がいたら手を合わせましょう。
- 参道を進む。お寺は中央を通っても大丈夫です。
- 手水をとる。やり方は神社と同じです。
- 常香炉があれば煙で体を清めます。
- 賽銭を入れます。寺での賽銭はお布施であり、欲や執着を捨てるための「修行」の一つです。
- 手を合わせ、鈴があれば3回鳴らし、感謝の意を伝えます。
- 一礼して退きます。

神社とお寺では違いがあるのですね。
作法を身に付けて、スマートに参拝したいものですね。
まとめ
以上、『初詣はいつまでに行くべき?関東と関西の違いを調査!節分までに行けばいいって本当?』をご紹介しました。
年が明けてお正月になると、不思議なくらい新鮮な気持ちになります。
このすがすがしい気持ちのままで、一年過ごせたら素敵ですね。
楽しい初詣をお過ごしください。
素敵な1年になりますように(^^)/